私達は、「色」を大切にしています。 1つの染料から様々な色を出したり、 2種類、3種類と「染め重ね」をしてどんどん深みのある複雑な色合いに仕上げていく。

【染料】

植物の根や葉、樹皮を煮て色素を出しそれに布を漬け込み染め上げます。
主に、植物を煮出し染める“浸染”という方法を使い、数日かけてじっくりと熱湯の中染めることで、生地の目が詰まりより柔らかな肌触りになります。
草木染は植役物染料なので、綿や麻などの天然素材にのみ染まります。
いすといすとの服は、約8種類の植物により作られています。

【染色】

これらの植物染料をから、約30種類近くの色を染めてきました。
そのために、草木染の媒染という化学反応を起こさせて色を発色させる工程での方法を変えたり、染め上げた後にさらに別の植物で染め重ねるなどをしています。
染め重ねることで、二つの植物の色素が絡み合い、絶妙なムラ感と、色の深みが出てきます。

色は日々変化しています。
もちろん、染める時期や気温などでも変動しますが、よりかっこいい色にする為に日々研究しています。
“生きている色”として、見て感じて頂けると幸いです。

【草木染との出会い】

子供の頃から「染める」という事が身近にありました。と言っても染め物屋さんに産まれたという訳ではないのですが。。
祖母が趣味で毛糸を染め粉(化学染料)で染めたりしており白い衣類があると「染め粉で染めれば大丈夫」
という言葉をよく言っていました。
さらに兄の影響でPUNKなどの音楽にはまり、PUNKバンドの人らはTシャツをハイターに漬けブリーチして染め粉で染める、かっこいい物が欲しいなら自分で作るという発想がありました。
それは20代になっても常に自分の中にあり、
ある日ネットで草木染という言葉を知りました。
その色目は本当に魅力的で、PUNKを知った時と同じくらい衝撃を受け、自分でもやりたいという欲求にかられました。
独学で試行錯誤して行くなかで、参考になりそうな草木染Tシャツを探していた頃に、京都にある「tezomeya」さんの色目をみて感銘を受け、さらに草木染の色にのめり込んでいきました。

基礎的な部分の染色工程は、「tezomeya」さんに教えて頂きました。 その後、さらに独自にさまざまな工程の工夫や色味の変化など、今のISTISTの色目を作っていきました。
今もなお、日々複雑な色目を探求し続けています。